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Voyage de paysan

〜ハーブ農家日誌〜

フランスから北海道への移住

#Vol.2


お久しぶりです。ついに北海道にも収穫の秋がやってきました。
今年は北海道でのハーブ栽培に初挑戦しています。


どんなハーブがこちらの土壌や気候に適しているのか、それを実験する期間として色々なハーブを育ててみました。
意外にも、うまくいったのがタイム。 
北海道は気候が乾燥しているため、南仏の気候を好むようなハーブがうまく育つようです。




 

先日フランスに行った時に師匠から異国でハーブ作りにおけるアドバイスをいただきました。
彼が言うには、まずその土地に生息する植物を観察することからハーブの生産はスタートするとのこと。
もし現地に育てたいハーブと同じ種が存在すれば、そのハーブは良く育つ可能性が高いと言うことになります。




 

オーガニック生産者にとって自然をオブザーベーション(観察)することは必要不可欠な作業です。
農薬や除草剤、化学肥料を使うと言う事はその作業を省略し、人間が強制的に生産を進めるということになります。
農薬を使ってしまったらハーブ自体の消費に意味がなくなるし、環境も汚染してしまいます。

時間と手間はかかるけど、私には無農薬、無肥料のやり方を変える事は考えらません。




 

そう行った方法でハーブを育てていると色々な生き物に出会います。 
自分たちでバランスを取りながら共存しているのです。


それから目に見えない微生物が土を柔らかくしてフカフカな土壌を作ってくれます。
そんな生き物たちと私たちも共存して行くにはどうしたらいいのか、沢山の人たちに農業のあり方に興味を持ってもらいたいと願う日々なのでした。

 


石田佳奈子

 

Lien 代表。
2005年渡仏。
2017年、フランスでの農業修行を経て帰国。
自らも全ての生産過程に携わる、フランス産野生ラベンダー精油を取扱うブランド「Lien」を2015年に立ち上げる。

フランス、北海道、モロッコのハーブ生産に直接関わり、より品質の高い精油やハーブティーをプロデュース。
現代社会で忘れられた植物と人間のつながりを提唱し、フランスのハーブの使い方、ハーブや精油生産の実態を広めるセミナーを全国で行なっている。

■Lien https://www.lienaroma.com/ 
■オフィシャルブログ http://aromedefrance.blog.fc2.com/
■facebook https://www.facebook.com/kanako.ishida.182

 

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