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動物実験の廃止をめざして…動物保護団体JAVA(ジャバ)の亀倉弘美さんのコラム vol.2

 

Be Kind to All Animals

年に一度の「動物愛護週間」

すべての動物に配慮を

 


 

動物保護団体JAVA(ジャバ)の亀倉弘美です。夏休みも終わって9月になりました。

9月20日から26日は年に一度の「動物愛護週間」。「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下、動物愛護法といいます。)という法律で定められている1週間がまもなくやってきます。

「動物愛護」という言葉を聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?

一緒に暮らしている動物たちのこと、ニュースで流れる痛ましい動物虐待事件、あるいは海外の少し過激な動物愛護活動などなど。

でもやはり、犬猫たちの殺処分問題を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

 

 

「引っ越すから」「高齢になったから」

人間に捨てられた犬や猫が二酸化炭素ガス等で殺処分されるその数は日本全国で年間12万頭にも上ります(平成26年度)。

長年この問題に取り組んできた動物愛護団体の尽力もあって、また最近では有名人や政治家も声を上げるようになり、いま日本各地の自治体で「殺処分ゼロ」を目指す動きが出てきました。

少し前までは犬猫たちを殺処分する行政に対してのみ非難が集中していましたが、安易に買い安易に捨てる飼い主はもちろん、子犬子猫のかわいらしさや血統書ばかりをもてはやすマスコミ、年端もない子犬子猫をショーケースに並べて客寄せし衝動買いをあおるペットショップにも疑問が投げかけられるようになってきています。

私自身が動物の問題にかかわりだしたころ、犬猫たちの殺処分数は100万頭を超えていたうえ、犬猫たちが自治体から大学や企業など研究機関にタダ同然で払い下げられて動物実験に回されていたという悲しむべき事実もありましたので、当時に比べて状況は変化したものの、いまも救われるべき犬猫たちは後を絶ちません。

もしこのコラムをご覧の皆さんに、これから犬や猫を飼いたいと思っている方がいらしたら、ぜひ、ペットショップで買わずに、自治体の譲渡会や動物愛護団体の里親会から犬猫たちを家族に迎えてあげてください。

 

 

さて、この動物たちを取り巻く法律、動物愛護法ですが、1973年、時のエリザベス女王が来日する際、「動物愛護先進国の女王が来日するのに、日本に動物を保護する法律がないのは問題だ」として急ごしらえされた法律だといわれています。

それが1999年、2005年、2012年とこれまで3度にわたって改正されてきました。

この間、ペットショップやブリーダー、動物プロダクションなど動物を取り扱う業者は登録制となり、法律に違反すれば登録取り消しや業務停止命令などもあり得る厳しい内容になってきました。

また、一昔前までは「器物損壊罪」でしか検挙されなかった動物虐待が、いまは「動物愛護法違反」として取り扱われるようになってきていることを、報道を通じてご存知の方も多いでしょう。

動物は「器物」ではなく「いのちある存在」だということを、もう誰も疑わないと思います。

 

 

でも、この動物愛護法のもとでいまなお「例外」とされ苦しんでいる動物たちがいます。

「人間の代わり」として毒を飲まされるなど実験に供されるマウス、ウサギ、イヌ、サル、ブタといった実験動物たち。

「人間の食用」として狭く劣悪な環境下で飼育されている、肉、乳、卵をもたらすウシ、ブタ、ニワトリなどの畜産動物たち。

それぞれ目的も環境も違いますが、動物たちは生を受けてから、不快、痛み、苦しみを受けて殺されていくことになるのですが、動物を扱う業者は本来なら「動物取扱業」として登録しなければならないところ、「実験動物」と「畜産動物」を扱う業者だけが例外とされ”フリーパス“を与えられている状態です。

法律の網がかからないため、これらの動物たちがどのような扱いを受けているのか世間にほとんど知られることはなく、人々にとって身近な存在でありながら、犬猫のように関心を向けられることのないまま今に至っています。

 

 

 

では、人間に利用され消費されることが前提の動物だからといって、この動物たちに何をしてもよいのでしょうか?

いいえ、そうではないはずです。

ヨーロッパでは、畜産動物たちについて「5つの自由(ファイブ・フリーダム)」(①飢餓と渇きからの自由、②苦痛、傷害又は疾病からの自由、③恐怖及び苦悩からの自由、④物理的、熱の不快さからの自由、⑤正常な行動ができる自由)を中心とした「動物の福祉(アニマルウェルフェア)」という考え方が1970年代に普及しはじめ、狭小なケージでの飼育などはすでに法律で禁止されています。

アメリカでもここ数年大手有名スーパーやファストフードチェーンが相次いで採卵鶏のケージ飼育をやめ平飼い卵へのシフトを表明するなど、アニマルウェルフェアはもはや常識となりつつありますが、日本ではまだ具体的な対策は進んでいません。

 

 

実験動物についても、「3Rs(スリー・アール)」(①Refinement: 動物の苦痛の軽減、②Reduction:動物使用数の削減、③Replacement:動物を使用しない方法への置き換え)という原則が国際的に普及していますが、化粧品の動物実験をいち早く禁止したEUではその他の実験についても「究極の目的は動物実験を廃止すること」という合意のもと、そのゴールに向けて3Rsを徹底しているのに対し、残念ながら日本では「適正な動物実験を実施するため」というように、動物実験を継続していくための方便として3Rsが使われてしまっています。

 

 

これら動物たちの苦しみと犠牲を、身近な「消費」を通じて減らしていくことができないか?

10月2日、東京にて「エシカル消費と動物への配慮を考えるシンポジウム」を開催することになりました。

私たちがふだん手にする商品がどのような過程を経て作られているのかを知って、企業にアニマルウェルフェアへの配慮や、動物の犠牲を減らすという「エシカル」な取り組みを促していきたい―-そのムーブメントにぜひご参加ください!

 

 

http://www.AiECS.net

 


 

亀倉弘美(かめくらひろみ)

特定非営利活動法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)理事。

化粧品の動物実験反対キャンペーンを担当。4歳と0歳の子育てのかたわら、ボランティアで活動に従事する。

http://java-animal.org

 


 

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