オーストリア・アルプスの標高1800メートル以上にのみ育つ真正スパイクは、バレリアン科に属し、「ケルト・バレリアン(ケルト・ナルド)」と呼ばれる珍しい高山植物です。他の場所では見られないこの高山植物は、現在、ザルツブルグ南方のアルプス一帯で観察することができます。
古くからオリエントやヨーロッパで「ヒーリングのハーブ」として珍重され、旧・新約聖書にも重要な儀式の際に使用された記述が見られ、マグダラのマリアがイエスを祝福した際に用いた「ナルドの香油」とされています。
真正スパイクは、人間が用いた最も古いハーブのひとつで、最盛期には年間何十トンもの真正スパイクが金と同等か、金以上の価格で取引されてきました。
このように中世・近代にはアルプスに多くの「富」をもたらした真正スパイクですが、オーストリア政府による1936年の収穫禁止後、「スパイク」の名前も聞かれることがなくなってしまいました。現在では、唯一ワルターラウ社のみが、オーストリア政府から許可を得、国立公園内で収穫した真正スパイクを使用することが許されています。
地上で観察できる部分は、本当に小さな植物です。5cmから15cmの細い小さな茎を伸ばし、その白・黄色・赤みがかった花たちは、たったの3mmほど。秘密は、アルプスの厳しい気候で育つ植物の根にあります。その根から得られる精油とエキスにこそ古代から人々が得たかったパワーがあり、体、お肌、心にハーモニーとバランスをもたらす働きがあります。
アルプスの短いけれども暖かい夏、長い冬、厳しい自然に包まれて育つ力強いハーブ。
その見過ごしてしまいそうな小さな花。「マグダラのマリアの植物」とも呼ばれるこの植物は、毎年7月頃から花を咲かせ、8月15日の聖母マリア天昇日から9月8日の聖母マリア誕生頃まで、定められた量が大切に収穫されます。
収穫を迎える季節、この地方のアルプスを歩くと、特有のフレッシュでスパイシーな真正スパイクハーブの香りが澄んだ空気に満ちています。
石けんのメーカーとしてスタートした老舗メーカーは、創業者の弟が薬学博士であったことから古くからのヒーリング・ハーブ「真正スパイク」に着眼し、1920年代から真正スパイクのエキスやエッセンシャルオイルを配合した石けんや製品を作っています。
それまでは石鹸は体を洗うものではなく、主に洗濯などに利用されるものでした。その石鹸に植物のエキスやエッセンシャルオイルの香りを配合し、スキンケア効果のあるボディ用石鹸として販売を始め、ドイツで一世を風靡しました。
現社長は5代目にあたります。「ヒトと自然を大切にする」、「社員が育ち続ける会社である」、「未来に生き続ける伝統」を目指して、スパイクの製品を作り続けています。
現在でも鮮やかな赤いパッケージと共に、ドイツでは知らない人はいない程のナチュラルコス
メのメーカーであり、ブランドです。
スパイクハーブの育つオーストリア・アルプスのリゾート地、ケルンテンは、旧石器時代にケルト人が王国を築いていた地。そのため、スパイクハーブの学名は「ケルト人のバレリアン」という意味の名が付けられています。
ウェルネスホテル
自然が溢れるこの地方は、四季を通じて休暇に訪れる観光客が多く、様々なリゾートホテルが点在しています。ホテルのスパでは、スパイク・バス(お風呂)、サウナ、マッサージ、ジャクジーなどが用意され、この地方の古くからの伝統である「スパイク」が使われています。
スパイクトレッキング
トレッキングが人気のこの地方には、多くのコースがありますが、スパイクハーブが育成する1800メートル以上を歩くコースが用意されています。途中には11の山小屋があり、疲れた足を休めるフットバスと、ワルターラウの「スパイク ボディオイル」が用意されています。
シュランゲンバート温泉とは?
シュランゲンバートは、フランクフルト北西にある保養地で、古くから皮膚のみならず様々な温泉治療が行われてきた温泉地。 |
![]() |
シュランゲンバートの水質
豊富なミネラル成分を含んでいることが特徴ですが、中でもケイ酸の含有量が高いことで知られています。 |
![]() |
シュランゲンバートの歴史 ~貴族に愛された温泉~
1530年代から多くの治療に利用され、1700年代に入ってからはアルブレヒト・エルンスト公爵などを始めとした貴族たちの治療・保養のためにこの地の温泉水が好まれました。 |
![]() |
ワルターラウとシュランゲンバート
1530年代から多くの治療に利用され、1700年代に入ってからはアルブレヒト・エルンスト公爵 |
![]() |
スピルリナエキス
![]() |
日本ではよく健康食品などで耳にするスピルリナ。 |













