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【あれこれ聞きたい。オーガニックな人!】vol.2 神木桃子さん 
ドイツ流オーガニック&サステナブルな暮らしの情報を届けるライター


 

オーガニック専門店を運営する会社にて販売・バイヤー職に、そして、地域産品のコンサルや販売を行う会社にて営業・バイヤー職に従事し、商品企画から流通、販売まで幅広い経験を積み、2014年秋からドイツで暮らし始めた神木桃子(こうぎももこ)さん。こちらのコラム欄がスタートした当初から記事を書いていただき、とてもお世話になっています。

ロゴナジャパンと神木さんとのお付き合いは、桃子さんがオーガニック専門店のバイヤーをしていた当時にまでさかのぼります。何年前?え、もう10年以上前! 長くお付き合いいただき、感謝です♪

では、今回はそんな桃子さんのストーリーを伺ってみます。

 
 






実は桃子さん個人の背景を伺ったことが無かったのですが、改めて教えてください。

桃子さん:保育士をしていた母の影響と自身がアトピーだったこともあり、食や身の回りのものにずっとこだわっていました。大学生の頃、コスメに興味をもったことから自分でも使えるコスメを買うためにオーガニック専門店ナチュラルハウスで買い物をしていたことがきっかけとなり、新卒で入社しました。

生粋ですね(笑)。学生時代は何を勉強されていたのですか?

桃子さん:学生時代は有機化学を専攻していていました。小学生の頃から算数、理科が得意で物事の成り立ちを探求することが好きでした。

おぉ、以外にも(失礼!)リケジョだったのですね。

桃子さん:オーガニック系の人たちに多大な影響を与えたレイチェル・カーソンの「沈黙の春」を読み、化学を学んだ自分を、健康、環境に活かしたいと意識し始めたんですよね。

学生時代は家庭教師のアルバイトもしていたけれど、食にも興味があったので懐石料理系のお店で、本当は厨房には入れてもらえないのですが無理やり入り込み、魚のさばき方などの料理も教えてもらいました。

料理で科学する!ということで、大学の研究室でも液体窒素でアイスクリームを作ったりしていました(笑)。

 
 




そんなこと、先生が許してくれたんですね。デンジロウ先生の実験みたい(笑)。

桃子さん:内緒の話ですよ(笑)。でも就職は研究職ではなく、人と関わる仕事を選びたいと思っていました。研究職だった父の背中を見て育ち、自分には向いていないと思っていたので、そうではない方法で社会の役に立ちたいという思いもありましたし、私は人に何かを伝えたりすることが好きなんですよね。

だから、オーガニック専門店への就職を選んだのですね。

桃子さん:最初は全員、店頭の接客からスタートするのですが、楽しかったです!結構、よく売っていて優秀だったんですよ(笑)。ハードワークでしたが、自分の良いと思う物がお客様に伝わって喜んでいただける事が、自分が必要とされているという喜びと使命感で本当に楽しかった。

でも、私たちと出会ったときの桃子さんは本部のバイヤーさんでした。

桃子さん:はい。入社2年目の時ですが、理系ならではの製品説明で売り上げを伸ばしたことを評価していただき、本部にバイヤーとして異動しました。

バイヤーになってからは、メーカーの方と直接かかわるようになれて、その思いをもっと沢山の方にお伝えしなければ、という新しいやりがいがありました。

バイヤーとして大切にしていたことって、ありますか?

桃子さん:良い製品を沢山の方に提案いただきましたが、絶対に譲れなかったのは法律(薬機法や食品衛生法など)に抵触しないか、という点でした。また、実際に店舗で売ってくれている現場の担当者の意見なくしてお店は成り立たないと思うので、関連部署や店長会で意見を求めたり、実際に店頭に足を運んでヒアリングしたりしました。自分では「これ、いいな」と絶対に自信をもっていた製品も、現場で拒否反応が起きて導入をあきらめたこともありました。

逆に、店頭スタッフから「この製品を導入して欲しい」という意見をもらったりもしていましたね。日々、お客様に接している人の意見は大切です。









その後、ご家庭のご事情で退職され、2014年からはドイツへ拠点を移されましたよね。
ドイツからのコラムも届けていただいていますが、ずばり、オーガニック関連でドイツと日本が違うな、と思う事を教えてください。

桃子さん:そうですね。ドイツでオーガニックはもう特別な事ではなく、誰でも買えるし買っているという、本当に当たり前の事になっているんですよね。日本だとオーガニックが好きな方って、カラーが似ている方が多いように思うのですが、ドイツでは偏りなくみんなが愛用しているし、それがどんな製品なのかも知っているし、価格も手頃で種類も多い。レストランでもオーガニック食材がよく使われています。

そこまでオーガニックが浸透したのは何ででしょうか?

桃子さん:メディアでも環境問題やオーガニックについて、例えば、雑誌なら製品テスト誌の「エコテスト」やWEBで頻繁に報道・発信されています。そして環境保全を訴える緑の党の存在も大きいと思います。

ドイツの場合、子どもの頃から一つのテーマを議論しあう政治教育が行われている事もあり自分の意見をしっかり持っている人が多いです。そうした土壌もあり、オーガニックについても普通の人々が良し悪しを意見しあい、生活に取り入れているように思います。

日本だと、オーガニックは特別な意識が高い人だけのものという風潮が、まだ少し残っているような気がしますけれどね。



今後、日本に向けて活動していきたいことはありますか。

桃子さん;オーガニック業界の人に向けて、活動のアイディアやヒントを発信していきたいと思っています。もっと広く成功するための、情報発信ですね。

それから一般の方には、オーガニックな製品がどうして良いのか、そして、オーガニックの製品が身近にあるドイツの状況を紹介して、少しでもオーガニックに興味を持っていただけるように発信していきたいです。






では最後に。今のドイツのオーガニックトレンドを教えてください。

桃子さん:毎年2月にニュルンベルグで開催される世界最大規模のオーガニック見本市「Bio Fach」で併設されているナチュラル&オーガニックコスメと雑貨の見本市「VIVANES」を今年も視察してきたのですが、今まで主流だった機能性のキー成分を紹介している製品は少なかったですね。キー成分として注目されていたのは、一般コスメでも人気の「CBD(カンナビジオール)」「ヘンプ」くらいでしょうか。

それよりも、環境を意識したパッケージ容器などで、大量消費、環境負荷を克服していく方向、手段を切り口にした紹介が多かったように思います。SDGsの影響もあり、企業として、環境に配慮せずには認めてもらえないというところに来ていますね。プラスチックのボトルの製品には、みんなが「あれ、プラスチック使っているの?」と反応するような風潮です。


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桃子さんのビジネス用の記事はオーガニック情報のポータルサイトOrganic Pressでも発信されていますので、ぜひ、ご覧ください。

■    神木桃子の「深掘りドイツのオーガニック事情
https://organic-press.com/tag/momoko-kohgi/







こちら、桃子さんより送っていただいたドイツのオーガニック・キャンディーとハーブティーです。キャンディーは喉に良いジンジャーとライムとオレンジのハーモニー♪
予想外に結構、辛く、刺激的で美味しかったです。




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神木桃子(こうぎももこ)
日本にてオーガニック、食品関連の企業にて勤務後、2014年秋よりドイツ在住。
フリーライターとしてドイツのオーガニック&ローカル事情に関する記事を執筆。
ロゴナ製品ではハーバルトナー<ローズ&アロエ>が好きです!

  @momococojp




 

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